2017年10月3日火曜日

五章 初期異常

 突然現れて地球を監獄化したエイリアン達。彼らはどこからやってきたのか。今回は彼らの驚くべき出自と、地球の隠された歴史について語っていくよ。

 原初の宇宙には悪は存在していなかった。だけど、その宇宙に突如としてバグの塊が現れたんだ。そのバグの塊は「初期異常」と呼ばれ、最初は小さな塊でしかなかったけれど、一部の宇宙種族が初期異常に興味を示し、その中に入ってしまった。その宇宙種族は初期異常に取り込まれてしまい、堕天使となった。この堕天使こそが、地球を監獄化したエイリアン達の正体であり、闇の勢力の起源でもあるんだ。

 初期異常については非常に説明が難しいけれど、アダムとイブが禁断の果実を口にしたエピソードをイメージするとなんとなく分かるかもしれない。

 一方地球では銀河連合の善意の宇宙種族たちが入植していて、アトランティスが最盛期を迎えていた。この時代の地球はまさに「楽園」とか「黄金時代」と言えるような状態だった。

 だが、堕天使となったエイリアンが地球にやってきて、前章で述べた通り、地表の人間は興味本位でエイリアンと契約を結んでしまう。そして地球の監獄状態が始まり、アトランティスも後に地球規模の異変で海中に没することになってしまうんだ。

 地球が監獄状態になり、地上を追われた銀河の入植者たちは「アガルタ」と呼ばれることもある地下都市に移り住んだ。同様にエイリアンも、自分たちの存在が知られないように地下に秘密の基地やトンネル網を築いた。

 それから長い間、地上では闇の勢力による支配が続いた。時は流れ1975年。ニューヨークの地下で、闇の勢力の支配に抵抗するための抵抗組織が結成されたんだ。

次回へ続く


*参考ページ*

コブラによる地球解放年表
http://prepareforchange-japan.blogspot.jp/p/blog-page_56.html